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新規感染者1日2万人超のブラジル 新型コロナの新震源地で“ブラジルのトランプ”の“過激”な政策 − アフィリエイト動画まとめ
世界で猛威を振るい続ける新型コロナウイルス。
いま新たな震源地となっているのは中南米です。
中でも最近のブラジルでは1日あたりの新規感染者が2万人を超え、累計ではアメリカに次いで世界第2位の多さのおよそ44万人となっています。
感染拡大が続く背景にはボルソナロ大統領の方針も影響しているとみられています。
ボルソナロ大統領は去年の大統領就任当初から「低迷するブラジル経済の再建」を掲げ、経済成長を優先させてきました。
ブラジルで新型コロナの感染が拡大し始めた3月中旬、州など自治体の一部が商業施設の営業停止を命じ、事実上の外出自粛を要請するとボルソナロ大統領はこれに猛反発。
新型コロナを軽視するような発言を繰り返し、経済優先を訴えました。
さらにボルソナロ大統領は、新型コロナ対策をめぐり意見が対立していたマンデッタ保健相を解任。
マンデッタ氏が隔離措置を推奨する一方、ボルソナロ大統領は「隔離措置は経済が落ち込み、ウイルスよりも悪影響を及ぼす」として反発していました。
その後、マンデッタ氏同様医師であるタイシ氏が保健相に就任しましたが、不整脈などの副作用の恐れが指摘されている治療薬の導入をめぐりボルソナロ大統領と対立。
タイシ氏は1ヵ月足らずで辞任を表明しました。
こうしたボルソナロ大統領の方針に各自治体も反発。
サンパウロ州の知事は「ブラジルは2つのウイルスと闘っている。コロナウイルスとボルソナロウイルスだ」と発言するなど対決姿勢を強めています。
しかし、感染防止策によるブラジル経済への打撃は大きく4月の失業者の数は86万人に上りました。
さらに2ヵ月にわたり経済規制を行っているにも関わらず、期待する効果が出ず、一部の国民からは規制緩和を求める声も出始めています。
一方で、経済状況が悪化し始めている中でも、最新の世論調査では60%の人が自宅待機指示の強化に賛同しているといいます。
これから冬を迎えるブラジル。
経済を取るのか、感染拡大防止を取るのか。
さらに政治問題も複雑に絡み、感染収束にはまだ時間がかかりそうです。
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